============================================== FMタウンズ専用モードコントロール (MOCO.EXE) 1995/07/08版 N2(NIFTY-Serve ID:PEE01342) ============================================== このプログラムは、FMタウンズの高速/互換モードの切替えと、CDキャッシュ やFIFO制御のオン/オフをWindows上で行うプログラムです。 ●ボタンの機能説明 ・『高速』ボタン   高速(FAST)モードと互換(NORMAL)モードを切り換えます。   LED風表示が緑に点灯している時が高速モードです。   タウンズの旧機種では『AB.COM』のようにメインウェイトとVRAMウェイト   を変化させて、擬似的な高速モードにしています。   ※ハードウェアの都合により、CDボタンとFIFOボタンは連動します。 ・『FIFO』ボタン   8段FIFO制御のON/OFFをします。(対応機種のみ動作)    ・『CD』ボタン   タウンズ内蔵CD-ROMドライブのハードウェアキャッシュの効果をON/   OFFします。(HR以降の対応機種のみ)   ※CD−ROMアクセス中には、この切り換えは行われません。 ・『OK』ボタン   プログラムを終了します。 ・『無印』ボタン   バージョン情報の表示と現在MOCOを動作させているタウンズの機種番号や製   造番号が表示されます。 ※機種によって使えないボタンは淡色表示にして使用不能にしています。 ※ボタンの表示名はINIファイル内を書き換えることで変更が出来ます。  表示名にアクセスキーを設定したい場合には、例のように「F」の前に「&」を付  けて下さい。 例:「&FIFO」→ALT+F  ●画面表示の説明  「高速」ボタンの左側の8段階LED風表示は、上がメインウェイトで、下がV  RAMウェイトのレジスタの値になっています。変更が有った場合はリアルタイ  ムに変化します。 ※ウェイト値の表示は高速モードの設定なので、互換モードにした場合はこの表示  には変化はありません。しかし、高速/互換モードの無いの機種ではここの値を  変化させて擬似的な高速モードにしているので、その場合は「高速」ボタンを押  すことで表示の値が変わります。 ●コマンドライン書式  プログラムマネージャなどでコマンドラインを付けて起動すると、DOSコマンドの  ようにダイアログを表示しないで実行します。書式は『AB.COM』とほぼ同じです。   MOCO.EXE F (高速モードにする) N (互換モードにする)    コマンドラインに限って、直接メインウェイトとVRAMウェイトを変更するこ  とも出来ます。メインウェイトは「0-6」、VRAMは「3-7」が有効値です。 -M0 (メインウェイトを0にする) -V4    (VRAMウェイトを4にする)     FIFOやCDキャッシュのON/OFFの書式です。「0」がOFFで、「1」がONになります。       -F0 (FIFO制御 OFF) -C1 (CDキャッシュ ON)  以下のような複数指定も出来ます。(STARTUPへ登録しておくと便利かも)       -M0 -V4 -F1 -C1  以下のような指定は「F」のみが有効になります。後には何を書いても無効です。  「F」と「N」は必ず単独で指定してください。       F -M0     ※VRAMウェイトが変更出来ない初代タウンズでは、コマンドラインで直接変え  ようとしても変更は行われません。同様にUXではメイン、VRAMウェイトと  も、プログラム内でチェックして変更不可能にしています。 ●関連ファイル  <添付ファイル>   MOCO .EXE 実行ファイル(※必須)  MOCO .TXT 説明テキストファイル(F1キーでHELP代わりに呼び出せます) WINIOP .DLL I/Oポートアクセス用モジュールファイル(※必須)  <利用ファイル>   MOCO .INI 初回起動時にWINDOWSディレクトリに作られる初期化ファイル。  VBRJP200.DLL 日本語版 Visual BASIC V2.0のランタイムルーチン(※必須) ●インストールと削除方法  <インストール>  ・関連ファイルをコピーするだけです。 ※『VBRJP200.DLL』は、WINDOWSディレクトリのSYSTEMディレクトリ内に存在して  いる場合は不要になりますので、この場合は削除してかまいません。  <削除>  ・コピー先の関連ファイルを削除してください。  ・WINDOWSディレクトリ内の『MOCO.INI』を削除してください。 ●動作環境 ・FMタウンズ全シリーズ(UXだけは、使える機能がありません…) ・富士通版 MS−Windows 3.1 ●ご注意 ・もし不具合があれば、出来るだけ対処しますので、動作状況などをメールなどで  連絡して下さると助かります。 ・稀にCDドライブのアクセス中に(AVIなどを再生中など)CDキャッシュのON/OFF  をしようとして、MOCOが異常な状態表示をしたり、CDドライブへのアクセスが  出来なくなったりした場合は、CDドライブのトレイを開閉させたり、最悪でも  リセットをすれば直ります。(頻発するようでしたら連絡を下さい。) ・「CDキャッシュ」とは、CDCASH.SYS等で使うソフトウェアのキャッシュでは無  くて、ハードウェアの方を指しています。 ・このプログラムはハードウェアを操作しているので、誤動作を防ぐために他機種  では動作しないようにしてあります。また今後発表される新機種では動かなくな  ったり誤動作する可能性があります。 ・元々プログラムを作れるようなタイプの人間が作ったものではないので、何か勘  違いしている部分が有るかもしれないので、十分注意してください。(^^;) ●免責  テストは出来る範囲で行いましたが、このプログラムの使用によりいかなる事態  が生じようとも、作者はプログラムのバグに起因するものでも、その一切の責任  を負いません。 ●その他 このプログラム及びドキュメントの著作権は作者にあります。内容を改変しなけ  れば、再配布については特に制限しません。  商用に用いる場合や他ネットへの転載・雑誌の付録などで配布する場合には、必  ずご一報ください。また、ご意見・ご感想などが有りましたら、電子メールにて  お願いします。 ●利用したフリーソフトウェア ・『WINIOP.DLL』(←NIFTY-Serve FWINDEV LIB#1 553 に在ります) '95/05/07現在  作者:F-System(藤原)/ KFQ00115 ●参考資料   ・ソフトバンク発行「Oh! FMTOWNS」各号 ・アスキー出版局発行 千葉憲昭著「FMTOWNSテクニカルデータブック」初版の古本 ・しんちゃん作「IOINP Version 1.0A」ドキュメント ・アッポ作「SPEED.COM」ドキュメント ・EAST作「AfterBurnerII.COM」ドキュメント ・MAC作「スピコンHR」ドキュメント  最後にJunさん、テストに協力して頂いてどうも有り難うございました。m(__)m ※記載されている会社名及び製品名は各社の商標または登録商標です。 ※配付用の圧縮ファイルには「LHa」((c)吉崎栄泰)の形式を使用しています。     (c)1995 N2 NIFTY-Serve ID:PEE01342                           PC-VAN ID:UHM05541